今この時に思うこと
私や家族は大きな怪我もありませんでしたが、職場は物が散乱してけっこう大変でした.その程度でも気持ちが落ち込んだのですから、被災した方々の心中はいかばかりか、察して余りあります.本当に心からお見舞い申し上げます.
このところ「がんばれ」という言葉が多いのですが、無理するのもよくありません.泣きたいときはちゃんと泣いて、疲れたらしっかり休むことも大事だと思うのです.
そうして元気や勇気が出た時はじめて、顔を上げて一歩前に踏み出すことができるのではないでしょうか.
R.A.ハインラインの「異星の客」に、次のような一節があります.「人間はつらいから笑う……つらさをとめる、それがただひとつのやりかただからだよ」(井上一夫訳、創元推理文庫)
でも、笑うのにもそれなりのエネルギーというか、ある程度の余裕が必要でしょう.悲しい思いをしている人が、いつか笑えるようになることを祈りつつ、私は、今いる場所で、誰かのために自分が出来ることをし続けていこうと思うのです.口幅ったい言い方ですけれども.
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