うた∽かた第12話(終)
最後は鏡の神精霊でした.舞夏も繪委も、鏡のかけらが人間を映し出したものの実体化.だから旧校舎の鏡が欠けていたんですね.
試しが終わったあと、かけらは一夏と誓唯の手元に残り、記憶も消えてないようですが、この調子だと試しの度に鏡がちょっとずつ欠けていくのかな?
6年に一度、神様が人間を試す「意地悪なクイズ」.それは自分と他人の醜い面を見せられた上で「自分を消すか、他のすべての人間を消すか」.
一夏の出した答えは「模範解答」ってことで良かったですが、いつか他の「試しの子」が「人間すべてを消す」ほうを選んだら、どうなるんでしょうね?
人間心理の話で、自己と他者、それぞれを肯定するか否定するかというのがあります.一夏に与えられた選択肢は「自己肯定・他者否定」と「自己否定・他者肯定」でした.
夏休み前の一夏は後者に近かった感がありますが、いちばん良いのは「自己肯定・他者肯定」.秋になってからの一夏は、自分の気持ちをもっと言えるように成長して、この状態に近くなったと言うことでしょうか?
なんかまだ疑問は残りますが、「鏡に写った自分を愛せるならきっと大丈夫」.最後は前向きに明るく終わってよかったです.この作品はノベライズしてほしい...かな.
ただ一つ、皐月のトラウマ話を除いては.
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