ノエイン もうひとりの君へ 第24話「ハジマリ」(終)
遊撃艇相手に苦戦するカラスの助太刀に現れたのはアトリ、最終回だけに巨大化までして、すげぇ大活躍でした.
そしてアトリの記憶の中のサラ「お兄ちゃん、お帰り」、時期的&中の人的になんだかエリス登場って感じが.
ハルカがノエインに取り込まれ、重ね合わされ収束し消えゆく時空、雪恵ちゃんまで「ありえねぇ」まったくですな.
取り込まれたハルカに語りかける放浪者「お前は全ての時空の中で選ばれた」、そしてウロボロスに変形する彼.何者なのかは結局分からずじまい.
ラクリマ時空では、自分たちで世界を認識しようと言うアイ、お互いが認識し合えば存在を確定できると言うトビ、そしてレイズシミュレーターを破壊するコサギ.人柱となったカプセル内の身体を見つめる彼女のシーンが、印象深い.
函館には、遊撃艇が現れ、人々が恐れおののく中、ハルカ達の帰還と自分たちの未来を信じるアイ、イサミ、ミホ.
そして「未来を消させやしねぇよぉ!」と身をもってシャングリラ時空からの窓を塞ぐ巨大化アトリ、ほんと、すげぇぜ.
実験船では、撃たれなかった郡山が出現、驚く篠原を殴り飛ばしてました.それにしても篠原、回転しすぎ.
カラスをも融合するノエイン、このシーンの作画は、とても迫力がありましたね.
しかしハルカが「忘れたんだね」、さらにユウが「お前は僕じゃない」、とどめにカラスも「お前こそ幻だ」とダメージを与え、元通り出現するハルカ.放浪者は、選ばれるのはハルカでなくても良かった、と言ってましたが、幸せな未来を信じようとするハルカだからこそ選ばれたのかも.
ただまあ、黛博士はハルカが量子的に特異な存在である事を知ってるっぽかったですが、語られずじまい.
それぞれの時空のウロボロスは消え、函館に降るアオイユキ.「この時空の未来が、幸せだといいなぁ」という、トビが消える間際の言葉が心に沁みました.
そして崩壊するノエインの「お前達は必ず戻ってくるよ、この時空へ」という最後のセリフもね.
ちゃんと希望を持った終わりかたで良かったです.SF的な設定も面白かったし、未来を信じて一生懸命生きる、という簡単なようで難しいメッセージを、しっかり伝えようとした良い作品でした.
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